足に力がないときの介助のしかた

コルコバードのキリスト像

抗がん剤治療で体力が落ちていたころ、車に乗るとすぐに乗り物酔いするようになった。

なので、車に乗るときは、気分が悪くなるたびに休憩しながら少しずつ進むようにしていたのだけど…

でもある日、妹夫婦の車で一般道を走っていたとき、一時停止する場所がどうしても見つからない。
どんどん気分が悪くなって、もう吐きそう。限界!

もうどうしようもなくなって、信号で止まった車の後部座席からヨレヨレと降りて、すぐ横の路肩の縁石にドサっと座り込んだ。
たぶん、後ろに止まっていた車から見ていた人は、びっくりしただろうな。

外に出たら吐き気はおさまって来たけど、冷静になって周りを見たら車がバンバン走っている。

怖い~!
早いところ、歩道へ移動しなくっちゃ! 

だけど…
マズイよ…
そのときの私の足は全くの役立たずで、自力で立ち上がる力がない。

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救世主が現れた

なんとしても立ち上がらなくっちゃ!
座っている場所は、地面よりも15cmほど高い縁石の上ではあるけれど、車酔いしている体にはかなりキツイ高さ。

こういうときは、火事場の馬鹿力か?

と、覚悟を決めて立ち上がろうとしたとき、助手席から降りてきて横に立っていた妹が、私の右腕のワキの下に自分の左腕を入れた。

「行くよ! せ~のっ」

お互いのタイミングを合わせて、足に力を入れる。

立った…

このときの妹が、私の右側のワキの下に自分の腕を入れたのは、ただの偶然だったのか。

左車線を走っていた車から降りた私が、そのまま自分の身体の左側を歩道寄りにして縁石に座り込んだ態勢が功を奏したのか…。

私の乳がんは左側。わきの下はリンパ郭清。
そんな左ワキに力がかかったら、どうなっていたかな~と、後になって思ったけど…。

ワキの下に腕を入れて持ち上げてもらう

私のワキの下に、介助者が自分の腕を差し込んで引き上げてもらう方法は、私としては力を入れる効率が一番良かったように思う。

おそらく、介助者と私の両方が、自分の身体の中心に近い位置に重心を置くことができるんじゃないのかな。

たとえば、私の手首辺りを掴むとか、手をつなぐという方法じゃふら付いてしまって、安定しない。

かといって、私を後ろから抱きかかえるのは介助する人の負担が大きすぎる。

ワキの下に腕を入れて、買い物袋を持つように持ち上げてもらう方法なら、介助する側の妹も被介助者である私も、お互いにしっかりと力を入れることが出来たんだと思う。

あの路肩で立ち上がったときの力強さと安心感は、今でも忘れられない。

でも、もしかしたら介助する側は、腰に負担がかかるのかな…。

もし、この記事を読んでやってみようという方は、どうぞ気をつけてお試しくださいませ。

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