神楽坂まつり:阿波おどり大会二日目(1)

午後になって少し黒い雲が出てきたのが気になっていたけれど、やっぱり夕方になったら、雨がポツポツと落ちてきた。

開始時間になっても降り止む気配はない。
それどころか、どんどんひどくなる。

Yahoo天気から、メッセージが届いた。

新宿区に、豪雨予想 激しい雨 32mm/h

えーーーっ!!

けどね、ちょっとやそっとの雨で中止になんてするほど、阿波踊りはヤワじゃない。

スポンサーリンク

雨の中踊る。踊るのみ!

提灯にも太鼓にもビニールをかけて、最終日の阿波踊りは始まった。

踊る。踊る。踊る。

時々、雨が強くなる。

その雨に、まるで挑むように踊りは続いた。

大人の男たちの中に、中学生くらいの男の子のひたむきに踊る姿を見つけた。

大人たちに比べれば、力強さや迫力には劣るけれど、その足取りや手つきはしっかりとしていて美しい。

きっと、これから確実に伝統を受け継いで、逞しい男踊りの踊り手になるんだろうな。
って、頼もしく思う。

「イイ男になれよ」なんて、心の中で呟いた。
もうすでに、その片鱗は見えてるけどね…。

踊りは、ほんのいっとき静かにゆっくりだったかと思うと、次の瞬間にはまた早く激しくなる。

雨を凌ごうと駆け込んだビルの軒先で、大太鼓の音が、自分の背中越しの閉まったシャッターを、シャリシャリと震わせていた。

祭りも終盤、さらなる高揚感

雨の中の踊りの盛り上がりに、引き込まれるように見ていたら、いつのまにかもう終わりの時間が近づいていた。

えっ、もうすぐ終わっちゃうの!?
寂しい気持ちがこみ上げる。

もう少しこの中にいて、この雰囲気を味わっていたいな…

連の踊りは、最後の輪踊りになった。

男たちが、声を上げながら隊列を組んでは離れ、
女たちは、体をくねらせながら動き回る。

踊りの輪の中に、感極まって涙を溜めた、ずぶ濡れの顔が見えた。

観客も巻き込んで大騒ぎ

もうおしまい。
これでおしまい。

それでもまだまだ諦めきれないとでも言うように、おどり続ける。
観客たちが踊り手たちに招かれるままに、踊りの輪の中に入って行った。

自分の体を、ただただ動きたいように動かして、この場に溶け込んで行く。

全くの見ず知らずの者同士のはずなのに、みんなが同じ思いを抱えているようだ。

「ありがとうございましたー!」

みんなの口から、同じ言葉がこぼれている。

今年もありがとう

こっちまでつられて涙が出そうになるのを、口元を引き締めてこらえた。

懸命になって一つのことを成し遂げた時の、達成感あふれる姿が人の気持ちを震わす。

今年も見に来てよかった。
本当によかった。
ありがとう。

ちょっと寂しくなった後は、なんだか元気が出てきた。

わたし、がんばる!
きっと、がんばれる!

ホルモン治療になんか!
負けないさっ!

神楽坂祭り最終日。 今日は絶対買おうって思っている屋台メシがある。 でも今日はあいにくの雨で、人出も少なめ。 それに加えて、歩く人...
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

ランキング
にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ にほんブログ村 その他スポーツブログ 100キロウォークへ にほんブログ村 アウトドアブログ ウォーキングへ