抗がん剤治療の副作用で筋力がなくなる

疲れた犬

私が、抗がん剤治療として化学療法(AC+T)をしたのは2014年10月から6ヶ月間。

前半3ヶ月がA(アドリアマイシン)とC(シクロホスファミド)で、後半の3ヶ月が週1回投与のT(パクリタキセル)。
この合計半年間では、ありとあらゆる身体の症状を薬の副作用として経験した。

その中で最も辛くて、いまだに回復できていないのは、パクリタキセルでダメージを受けた足の筋力。

スポンサーリンク

パクリタキセルの副作用

この薬の投与では、薬そのものが関節や筋肉に与えた影響と同時に、私にはひどいむくみも現れたせいで、動くのが億劫になって活動量が減ったことも、足へのダメージを増幅させたのかもしれないなって、自分では思っている。

だけど、投薬開始前に病院からもらったパクリタキセルの説明資料をみると、

パクリタキセル週一回投与療法の場合、20人に1人程度の割合で関節痛・筋肉痛を感じる方がいます。
くすりを注射してから2~3日後に症状が現れ、数日以内におさまってきます。
とくに背中や足の関節・筋肉で痛みを感じることが多いです。

とあって、その対策として、

痛みを感じはじめたら、その周囲を十分にマッサージし血液の流れをよく保つと良いでしょう。

と書いてある。

でも私の場合には、マッサージをしても数日以内におさまることはなく、投薬スケジュールが進むにつれて浮腫みとともに悪化していった。

このウイークリーパクリタキセルの副作用としては、筋肉への影響よりももっと一般的なものとして、脱毛、しびれ(抹消神経障害)、注射部位の皮膚障害、アレルギー、爪の変化などがある。

抗がん剤の副作用としてよく知られている吐き気は、ほとんどない。あっても軽度。
私は、この薬のときは全くなかった。

でも、このパクリタキセルの脱毛はACよりもずっと強烈で、まつげや眉毛も全部なくなった。
そして、しびれ・皮膚障害・アレルギー・爪の変化も、私にももれなく出現した。

足の筋力がないと出来なくなること

筋肉のなくなった足の状態は、なによりも強烈で想定外だった。

足に力がなくなると、歩けない・走れない・階段の上り下りができないというだけじゃなくて、それまでの日常生活で何気なくこなしていた行動にさえ支障が出る。

落としたものに手が届かない

床に落としたものを拾うときには、腰を曲げると同時にヒザも曲げて、床に手を伸ばす。

でも、太ももの筋肉の機能が低下すると、ヒザを曲げた状態で自分の体重を支えることができなくなってしまう。

その結果、立ったままでかがむことが難しくて、自分の足元にあるものを拾えないっていう、驚愕の事態が起きる。

床から立ち上がれない

普段、床に座った状態から立ち上がるときは、一旦ひざを折って、前かがみの態勢から太ももに力を入れる。

でも、膝、太ももの両方とも力がないと、立ち上がることができない。

ましてや浮腫みがひどいと、浮腫んで太くなった部分が邪魔で関節が正常な位置まで曲がらない。

お年寄りが床から立ち上がるときなどは、前向きのまま立ち上がろうとせずに、一旦後ろ向きの四つんばいから立ち上がると負担が少なく立ち上がれるのだそうだけど、

でも、私の場合は、ホルモン治療の副作用で手指や手首の関節にも痛みがあって、手を床につくことが出来ないし、膝関節が弱っているためなのか、床に膝をつくことさえ出来なかった。

年をとると、筋力は若いときの半分くらいになって、床から立ち上がるのも大変な作業になる。でも、それがどういう状態なのかを想像するのは、元気な人には難しい。なので、

床に座るときはドサっと落ちる

床から立ち上がれないのだから、必然的に座ることを極力避けて生活することになるのだけど、それでも、どうしても座らないといけないこともある。

たとえば、想像してみて欲しい。

自分の両方の手のひらと、両膝にべっとりとペンキがついている。
膝の裏には粘着剤がついていて、膝を折ったら剥がれなくなってしまう。

さて、どうやって床にお尻を下ろすのか。

私のやり方は、なにか近くのものに腕を添えて体を支え、段々と体を曲げて厚めの座布団をめがけてドサっとおちる。

でもこれ、お呼ばれしたお宅とかでは、とてもやる勇気はありませんけどね。。。

時間をかければ大体は自力でできる

抗がん剤で全身の筋力が落ちても、大抵のことは一人でできていた。

時間はかかるかもしれないけど、床に落ちたものも、痛みに体を震わせながらもゆっくりとかがめば拾うことが出来た。

早く歩くことは出来ないけれど、ゆっくりと休み休み進めばいい。
階段の上り下りは1段ずつ。
エスカレーターやエレベーターがあれば超ラッキー。

手の関節が痛くてペットボトルの蓋が開かないなら、蓋が開かない時のためのゴム製のカバーを使えばいい。

だけど、床から立ちあがる場合だけは事情が違う。
周囲に何も支えがなければ、いくら時間をかけたところで、できないものは、できない。

逆に、時間をかければかけるほど、体力を消耗して立ち上がるというゴールから遠ざかる。

これが一番困った。

ひっくり返った亀みたい

どうすれば立ち上がれるのかがわからない。

少しでもお尻が高くなれば、それだけ足への負担を減らすことができると思って、お尻を片側ずつ少しずつ持ち上げては、座布団とかクッションをお尻の下へと入れ込んでみた。

15cmくらい高くなると、どうにか立ち上がることができたけど、そのときの気分としては、まるでひっくり返って両足で空をかいている亀みたい。

トイレに行きたいときなんて、漏らしそうで焦ったこともたびたびあったっけ…。

的確に介助してもらおう

こういうとき誰かがそばにいれば、もちろん助けてもらえばいい。

最初は、どう助けてもらえばいいのかもわからなかったけど、あるとき最良の方法に気がついた。
力を貸す人も、これなら簡単に出来るはず。

立ち上がれなくて困っている人は、↓↓を試してみて!

抗がん剤治療で体力が落ちていたころ、車に乗るとすぐに乗り物酔いするようになった。 なので、車に乗るときは、気分が悪くなるたびに休憩しな...
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

ランキング
にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ にほんブログ村 その他スポーツブログ 100キロウォークへ にほんブログ村 アウトドアブログ ウォーキングへ